ごあいさつ

今の時代の子ども達は、慎重なのか、臆病なのか。少子化の影響もあるのか、子供たちに緩やかに無理させずに、メンタルを強化させる機会が少ないかもしれません。

 

時には思い切りよく「当たって砕けろ」「駄目で元々」「我武者羅」「可愛い子には旅をさせよ」という方針も大事だと思う今日この頃です。その結果はどうであれ、集中力、達成感、充実感につながると。思います。

 

一番大事なことは、できるかできないかではなく、やりたいか、そうでないか。ということではないでしょうか。

 

やりたい事があった時。そしてそれをする為にできない要因が発生した時。失敗を怖がり、結果を気にして、自分に言い訳を用意して諦めるか。それともできるように工夫や労苦を惜しまずチャレンジするか。考慮する事もまた大事なステップです。

 

「忙しい」という字は、心を亡くす。と書きます。同じ状況でも、「沢山すべきことがあってやり甲斐がある」と感じて取り組めると、エネルギーを伴う動き、そしてプラスアルファ思考が生まれると思いませんか。

 

こんなことがありました。

 

小さい演奏会で弾く予定にしていたところ、修学旅行から帰京日と重なり、周りの大人は、「時間的にも無理だから見合わせよう」ところが本人は断固として「弾く」と主張。息を切らして会場に駆けつけて数分後の演奏は、彼女のベスト以上に素晴らしい良い音楽を聴けました。

 

音楽とは、心に喜びや癒しをあたえる存在でもありますが、精神修養の役割を果たす時もあるのではないでしょうか。

 

東京オリンピック招致の時の体が不自由な女性のスポーツ選手のメッセージが心に響いた方も多くいるのではないかと思います。彼女たちの労苦や乗り越える過程と比べる訳ではありませんが、五体満足な人々は、自分ができる事や与えられたチャンスに対してベストを務める心がけを持ち前向きに歩みたいものです。

 

生きていく為には、何時も準備周到ではない状況で乗り越え音楽は、精神修養も、心の癒し、色々な役割をはたしてくれる、素晴らしい存在だと思いませんか?